――なにかしら……とても…暖かい―-‐ 「ん……ここは…何処かしら?」 目を覚ますとローザは大きなベットに寝ていた。 体を起こそうとすると少々痛みが走るが、先ほどに比べればマシな方だろう。 ゆっくり流れる円舞曲(ワルツ)が聞こえてくる。 何処かで舞踏会でも行っているのだろうか? 状況が良く分からないローザは、ただボーっとするしかなかった。 しばらくすると―-‐ ガチャ 部屋のドアが開いた。