「あなたは…?」


そっと振り返り
彼らを見る

その目は
異物を見るような目なんかじゃなく
純粋に私を見てくれているようだった


「ただの通りすがりの能力使い…だよ」


この人達なら
能力使いだと言うことを
言っても言いかもと
思った…


「それじゃあ…」


今度こそ本当に
私はそこから立ち去った