秘密の異端者


「うっ…」


男の子が声を上げる


だいぶ傷も塞がってきたようだね

私の体の痛みも引いてきたし


「大丈夫?」


声をかけると
傷が塞がり意識もはっきりした
男の子は


「もう大丈夫です。ありがとうございました」


と起き上がり
ペコリと頭を下げた