はぁ…

しょーがない
学校行くか!



私はベッドから起き上がると
桜牙高の制服に腕を通す


勿論パーカーも忘れずに

最近浅く被りがちだったフードを
今日は深く被り直した



きっと氷月として彼らに会うことは
もう無いだろう




「行ってきます!」




誰もいない部屋に
私の声が大きく響いた



今日の天気は晴れ

所々雲が浮かんでいる