「え、何がですか?」
「それはこっちの台詞なんだけど…」
彼等は戸惑った顔をする
「何でも無いよ」
そう言えば
「分かりました」
と言いつつも何処か腑に落ちない顔
「あーごめん、そろそろ行くわ。ばいばい」
私はそのまま立ち去ろうと
したのだが呼び止められた
「あの!また、会えますか?」
振り返れば最初に声をかけてきた
男だった
「お前、名前は?」
私の唐突な質問に慌てながらも
「拓海-タクミ-です」
と答えてくれた
「そっか、縁があれば会えるかもな」
そのまま笑顔で手を振れば
皆手を振り返してくれた


