秘密の異端者


「あの、あなた達は誰なんですか?」


私はふと思ったことを
聞いてみた


「あぁ、自己紹介がまだだったね」


そう言って茶髪の男が
自己紹介を始めた


「僕は平田和哉-ヒラタカズヤ-だよ。それから、こっちの黒髪が弥富弦-ヤトミユズル-」


へぇ…
茶髪の男は和哉って言うのか


「君は?」


あ、私も自己紹介してなかったっけ


「私は、神崎鮎-カンザキアユ-と言います」

「鮎ちゃんね」

「はい」