秘密の異端者


「あれー?て言うか、何でロープ取れてるのー?」



口調こそ問い掛けているが
そこには答えないことを赦さない
と言うような色があった


それにつられるように
私は重たい口で言い返す


「あんなテキトーに縛ってあれば、ほどくのなんか簡単だ」



私の答えを聞き
変わらぬ笑顔でヤツは言った

「そっかぁー、うん、まぁ、いいやー」