「それじゃあ…」


はぁ…

今日はもう帰ろうかな…




「待ってください!」


ん?

私は背を向けて歩き出した足を止めた

首だけ後ろを向けると


「あ、あの、貴方は……氷月さん…ですか?」

「そうだけど?」

「ッ!!」


彼らは驚いて
目を見開いたまま動かない