秘密の異端者


「てめぇら、無視してんじゃねーよ!」


私達が喋ってるのが気に入らなかったのか更に怒りだした橘

血の気が多いのも考えものだ



「おい、炎月。べつにコイツは仲間じゃねーんだろ?」

唐突に橘は弦に尋ねた

「あぁ」



そう言うことか

私が仲間だったら
敵対してるチームだし
抗争になるから
下手に手出しが出来ない

だから、確認した




「だが……」

弦はそこで言葉を切った