嘘は言ってない

まあ、氷月のお陰で喧嘩にも
慣れてきてるのだけど…


「用はそれだけか?」


出来れば早く戻りたい

3限が始まるしな



「何故、いつもフードを被ってる?」

突然弦が声を発した


「答える義理はない」


私はそのまま屋上を去ろうとしたが
弦に行く手を阻まれた