(続) 冷めた結婚


「何で?」



「ん?」



「何でそうなるの?」



輝は少しイラついたように言う。



「今から帰ったら愛海の両親だって迷惑だろ?それに、今何時だと思ってるんだよ?美結もう寝てるだろ?それを愛海の都合で起こすのか?愛莉とは違うって説明したよな」



どっちが正しいか。そう言われれば絶対輝だ。



でもね、輝…?



輝には分からないよ…。この気持ち。



「分かった。じゃあ、もういい」



「もういいって…。愛…?」



何か言おうとしていた輝との会話を強制的に終了させた。



もう、これ以上何を話しても喧嘩になりそうなきがして。





それから、何分たっただろうか?時間を気にすることなくただ部屋の隅に座り込んでいた。




そろそろお風呂に入らなきゃ。