(続) 冷めた結婚


でもな…



それは、愛海を傷つけることでしかない。



もう、あんな思いするのはごめんだ。




「明日、早いんだろ?もう、寝よ」



だから、愛海を傷つけなように遠まわしに断った。




触れたい。



でも、傷つけたくない。



でも、触れたい。




そんな思いが頭をぐるぐるとまわってる。




でも、そんな思いよりもはるかに強いのは




『愛海に嫌われるのが怖い』





この思いが一番強いのだ。