千日紅~永遠のキズナ~

倉庫に居る下っ端たちが、あたしが泣いたのを見て慌て出す。


大丈夫だからって、笑わないとみんなに心配をかけてしまう。


わかっているのに、涙は中々止まってくれなくて。


あたしはその場にしゃがみ込む。


「珠愛?」


あさひの声が聞こえてくる。


あさひと雅樹は今、倉庫に来たのだろう。


「大丈夫?」


あさひが心配する。


「あ、さひ~」


あたしはあさひに抱きつく。


あさひはあたしを支えて、いつもの部屋に連れてってくれた。


学校を終えて、みんなが部屋に集まっていた。