ユイSIDE

男「ねぇねぇ。おねーちゃん

  ダイジョーブ?」



ん?何か声がする。


女「私のお花1つあげる。

  おねーちゃん元気出して。」


声がする方を見てみると

さっき、公園の隅で遊んでいた

子供だった。


なんか、小さい子見てると、元気が出る。


ユ「ありがとう。君たちは

  仲がいいんだね。」


私は2人の頭を撫でながら言った。


男「僕達は仲良しさんだもん!」

女「ずっと前から仲良しさんなんだよ!」


自慢気味に話してくる2人をみて

自然と笑顔になる。



すると、目の前に

黒い猫が通った。


男「あ!猫さんだ!」

男の子が猫の後をおって

道路に出た。


ユ「危ない!」

私は急いで男の子の方に走った。


そして、道路に出た男の子の横には

大きなトラックが急ブレーキをかけている


ききききききっーーーーーー!



私は男の子を抱きかかえて、

その場に蹲った。


私が死んでも、この男の子は助かる・・・。


もう、ひかれる!そう思ったとき・・・。