今日は裁判の日だ・・・・。


今日で、俺と薫は

釈放されるか・・・・


牢屋だ・・・・



俺はそんな事をボーッと考えていた。



すると、突然部屋のドアが開いた。


監視役の島原は驚いた顔をした。


そこにいたのは


ユイだった・・・・。


嬉しかった・・・。

心臓がバクバクした。

なんでだ?


ユイが言うには、

麗緒と遊兎は真犯人を

徹夜で探してるらしい・・・・。



俺は、その時

罪悪感でいっぱいになった・・・。


俺は麗緒にとっては血のつながりも、

親戚でも、なんでもない存在なのに


その事を知らずに、俺のために

頑張っている・・・・・。



もしも、俺が麗緒兄弟じゃないって

麗緒が知る日が来たら


兄弟の縁を切られるのか・・・・?



それが、その日が・・・・


来るのが怖くて

麗緒にはずっと秘密にしてきた。


でも、俺は、

俺のために動いてくれるユイには

言いたい・・・・。



俺の過去と・・・・


俺の罪を・・・・・