すると、

麗緒はダッシュで部屋から出て行った。



1人、部屋に残った、私は

一人で頭を抱えていた。


もしも、


真犯人が見つかんなかったら・・・


その時は・・・。



そこまで、考えて

私も寮を出た。


外は、太陽が隠れて

月と星が空に浮かんでいた。




ピロリロリン♫


私の携帯が着信を知らせた。


電話に出ると、

麗「千秋を家に送ったから
 
  犯人、探してくる!」


なんか、焦ってるな・・・。


ユ「なぁ。麗緒、

  もしかして、千秋に

  2人が捕まったこと、

  話してないよな。」


これだけは、聞きたかった・・・。


だって、

もしも2人が捕まったって

千秋が知ったら・・・


病み上がりなのに

警察署の中に

乗り込んでいきそうだし・・・。


麗「え~?

  千秋には、もう言っちゃたけど」


っぴ。


私は強制的に通話を止めた。


はぁ~。


腕時計を確認する・・・。

6時15分・・・・。


7時になったら、

寮に戻って、千秋の様子でも見るか!






ユ「7時まで手当たり次第に


  探してみるしかないよね・・・・。」


そう呟いて私は闇の中へと

走って行った。