赤ずきんちゃんと6人の狼くん   ~危険な逆ハー生活!?~

そして、私はいつまでも時坂さんの

世話になるのが嫌で孤児院を後にして、

ぼろぼろなアパートに住居し始めた。


特に、行きたい高校もなく、

私の高校一年はバイトで消えた。


私が高校2年生になるはずだった年に

私は時坂さんからのお願いで、

藤岡高校に入学した。


そこで、私は遊兎達に会った。

そして、時雨との再会も果たした。


「これが、今までの・・・私。」


そこまで、話し終えて私は下を向いた。

今更だけど、

彼にこんな重い話をしてしまった。

ユ「・・・ごめん。」

遊「なんで、謝るんだよ。

  弟、生きてて・・・良かったな。

  で・・・雪だか、なんだかに

  会ってこなくていいのかよ?」


ユ「会いたいけど・・・

  雪に嫌われちゃったから・・・。」

遊「あああ!もう、めんどくせぇーな。

  いつも、いつも、お前は

  他人のことを気にして動けないから

  追いてかれんだよ。

  少しは追いつく努力をしてみろ。」

そういって、

彼は私の右手を強く握り締め、

走り出した。