放課後、私は先輩がいる体育館に向かっていた。 遥も誘ったんだけど、今日は用事があるらしい… 私が一人さみしく渡り廊下を歩いていると、 「ちょっといいですか…?」 と後ろから声がした。 振り向くと、フワフワの茶色いロングヘアーで、遥と同じくらいの身長の可愛い女の子が立っていた。 「…はい」 女の子は怖い顔をしていたわけではないけれど、嫌な予感が私の頭をよぎった。