「美亜ー、女子あとあんただけだよ?」


え?もうそんなに話進んだの? 



「あとね保健委員しか残ってないの。だから美亜は保健委員ね。」

え?え?そんな…


「あ、あの…その…」


「浅見さんどうしたの?」

少し遠い席の女子が言った。


彼女の名前は木山早苗。

木山さんとはまだ話したことないな。

…どうしよう。何も言えない。木山さんと話すの恥ずかしいけど


「何でもないです。私、保健委員やります。」


そう答えた。

はあ…思い通りにいかないな。