一夏の花



小学校の男子が照れ臭い言葉を笑いながら言うように、彼は言いにくいことをさらりと笑いながら、言った。


「……そりゃ、私のこと覚えてるはずだね」

 正直、緊張していた。


 病名を聞ける。彼と同じ病名を。
 だけど今なら乱さずに聞けるだろうか――――