お昼、俺は購買に行った。
クリームパンを14個買って、屋上に行った。
ギィィィー
屋上のドアを開け、俺は溜め息を吐いた。
棗「やっぱり、いねぇよな……」
誰、とは言わずとも分かるだろう。
一磨の事だ。
或る男子生徒+女子生徒達に聞くと、昨日は来ていたらしい。だが、今日は来て居ない。
もしかしたら、一磨は昨日俺が来ない事を予想していたのでは無いか?だとしたら……………
………やはり一磨は怒っているのか…
棗「はぁー、最初で最後の"真友"にまで 嫌われるとか……俺無いわぁ」
クリームパンを頬張りながら、そっと呟いた。
「どうすっかなぁ………。
"また"1人になったな。
もう何度目なんだろ。
柄じゃねぇけど……
………独りぼっちはヤダよ」
俺は、襲ってくる寂しさに、不覚にも涙を流した。


