そう、一磨は大のメロンパン好きだ。
一日に一回メロンパンを口にしないと、めちゃくちゃ機嫌が悪くなる。

それに、時々こうやってメロンパンについて語り続ける。それも、長くて5時間。短くて………1時間。

俺は忙しいから、そんな事聞いてる暇なんか無い。だから…………



棗「ほら、着いたぞ。お前の大好きなメ ロンパンが待ってんぞ」



って言う。大体はこれで終わるんだよ。コイツの話。



一磨「おぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!
メロンパーーン!!俺のメロンぱ ーーん!!!」



こう言って………。今日も言ったよ一磨。こりゃあ、毎日メロンパンバカ売れだな。


着いた購買は、人で溢れかえっていた。
時々、パン争奪戦を繰り広げる男達もいる。

その中に、一磨が入ると一瞥した男子達は、避けて道をつくり皆揃って挨拶をした。



男子「「「お疲れ様です!!!!」」」