4時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。俺等は、屋上を後にして、購買に向かっていた。
棗「今日は?」
一磨「メロンパン。に決まってんじゃん よぉ〜」
またか…。
コイツは、昨日も一昨日もメロンパンだったろう。いい加減にしねぇと、虫歯と糖尿病になるぞ?
棗「メロンパンもいいが、バランスは考 えろ」
一磨「俺はメロンパンさえあれば生きて いける!!」
この阿呆は、どうやら本気で死にたいようだ。
一磨「メロンパン♪
あぁ、なんていい響きだろうっ! 俺がこの世に生まれてきたのは、 究極で至高にして最高且つ最強の 味を誇る、メロンパンを口にする 為なのである!!嗚呼、神様!! この世にメロンパンと云う物を造 ってくれてありがとうございます メロンパンがあるからこそ!メロ ンパンがあるからこそ!俺はこの 世に生きている意味がある!!嗚 呼、メロンパンよ………」
また始まったよ…………
…………一磨のメロンパン愛
今の口調でこれだ。元の口調でやったら、多分2時間喋りっぱなしだろう。
それだけ、一磨のメロンパンへの愛は、強いらしい。下手したら毎日、メロンパン食べているんじゃ無いかという位だ。


