秘密

何処の優等生だよ！？

って毎回思うが、それも仕方の無い事だ。俺のクラスの担任は、あの"四ちゃん"なのだから。


？「オラ！！テメェ等、席着いてんか！ ！」


全「「ハイ、オハヨウゴザイマス」」





桑田四郎 45歳
俺のクラス、2-Aの担任。
あだ名は、四ちゃん。

まぁ、ここまではいいよ。
特に問題は無い。だが、問題はここから。

中1から高3の間、暴走族翡翠所属。翡翠3代目総長。

れっきとした、"元ヤン"だ。
出席に間にあわなければ、四ちゃん担当の数学にでなければ、命は……無い。

だから、四ちゃんのクラスと担当の数学は、休む人がいない。



2人、例外はいるが。
勿論、俺と一磨だ。

俺はまだマシだが、一磨は酷い。
一磨が学園にくるのは、2週間に一回程度。来ても授業なんて出ない。

対して俺は、一磨と同じ2週間に一回だが、着たら授業は受ける。

しかも、残りの日をなにもして無い訳じゃない。

ちゃんと、自分の仕事をしてる。



まぁ、この学園は、出席日数なんて関係無い。テストの点数を稼げればいい。

この学園は、テストで留年か、進級かが決まる。