・ローズ 桜・


今日も私は一人、幼いときからの専属メイド、レンギョウから逃げている


「女王様お待ちください」


「嫌よまたどこかの国の王子が結婚目当てに来たんでしょ仕事が忙しいって言っといて!」


まぁ忙しいというのは嘘だけど… 


とにかく相手には会いたくないから逃げよっと!


「しかし…お待ちくださいローズ様」


結局私はレンギョウに捕まり私は部屋に向かっていた


「女王様なぜご結婚をされないのですか相手の方々は幼い頃から親しい方々ではないですか」


「そうだけど私にもわからない…」


結婚を申し込んでくるのはみんな幼い頃から交流のある王子や貴族だったがローズは首を縦に振らなかった


自分でもなぜだかわからないけど皆何かが違う


たまに夢に出てくる人と


なぜか影だけだから顔とか声とかも分からない


けど、懐かしくてこうなんか…


心がチクッとするのだけどそういう人は夢意外では現れない