「えっ。ど、どうしたの?」 「しばらくこのままでいて。」 そう言った上条くんの顔は辛そうで 泣きそうで。自分の中で何かと 戦っているようにも見えた。 あぁ。上条くん熱があるのかな? だから、こんなことするのかな。 私の鼓動がはやくなっているのも、 体調が悪いせいにして見てみぬフリをした 近くに感じる体温に安心したのか 私はいつの間にか眠っていた。