「少しずつでいいから、仕事覚えていって」
見た目はすごく優しそうなメガネ青年。
なのに、話し方はあの人みたいに冷たかった。
だけど、なんとなく。
颯佑とは違って、温かみもあるような気がした。
「はい!おねがいします!」
「じゃあ、まずはメニューから」
椅子に向かい合うように座ってテーブルにメニューをおいた。
「基本的には覚えてもらわないとできないから」
「はい」
「メニューは飲み物とデザート、あとはフレンチ料理に分かれてるんだけどもしかしたらデザートの担当になるかもしれないから、作り方教えとくよ」
「作れるんですか?」
「うん。人手が足りないからね」
わたしはメニューのコピーをもらって、次に作り方の紙を見せてもらった。


