天才極甘党系男子




「失礼します」


「もう、とっくにあんたは採用するって決めてるんだ」


「え?」


「昼の間だけがいいんだろ?雇うよ」


こんなあっさりいいのかな。


名の知れてる喫茶店だし、あまり心配はないけれど。


「なに、嫌なのか」


「いえ!ありがとうございます!」


「早速、制服に着替えてもらうよ」


そう言って目の前に置かれた制服にわたしは言われた更衣室で着替えた。


なんとも言えない丈。


24歳になってこの丈。


ショートすぎてちょっとだけ不安。


「いいじゃん、にあってるね。
あんたの監督してくれる先輩を紹介するよ」


そう言って店長の後に出てきたのは若い男の人。


わたしと店長の間くらいの歳だと思う。


「よろしく。濱っていいます」


その人は濱 惺也(はま せいや)と言うらしい。


わたしは軽く頭を下げた。


「んじゃ早速出てもらうよ」


そう言ってわたしたちを取り残して店長はどこかへ消えていった。