咲和は思い出したようにわたしを見る。 「あのね、」 「ん?」 「あたし、こどもできたの」 「えぇっ?!こども?!?!」 たぶん、ここ最近で一番大きな声を出した。 こ、こ、こども……。 「お、おめ、おめおめでとう!」 「ふふ、ありがと」 「咲和が…お母さん……」 不思議な感覚。 「いいなぁ」 絶対、可愛い子なんだろうな。 考えるだけでニヤニヤしてしまう。 「早く、結婚して颯佑と作ったら?」 颯佑と…。 つまり……。 考えるだけで恥ずかしい。