「あんたの大切な人?」 僕はただ頷いた。 「…未来の妻」 自分で言って悲しくなった。 そうだ、僕が決めた未来の妻。 その彼女が。 血で包まれてる。 「あんた、ここにいても邪魔になるだけ」 「えっ」 「別の人のところにいって」 ここで澄乃から離れたくない。 「…僕がやる」 「大丈夫なの?」 「大丈夫」