天才極甘党系男子




それから、僕たちの間に寿美乃がいない生活が始まった。


「なーんかなー」


「ん?」


「男がいすぎてつまんね」


「それは心平だけでしょ?
心平には咲和がいるからいいじゃんか」


「は、はぁ?何言ってんだよ、ばーか」


あからさまに否定をする心平に笑えてくる。


「心平」


「ん?」


「もう、僕たちも変わるべきなんだろうね」


わかっていた。


変わるなら寿美乃が、いなくなった今しかないと。


このままではいけないこともわかっていた。


どんなに嫌でも病院は継がなくてはならない。


勉強も今まで以上にしなくてはいけないことになる。


そんなことわかってるんだ。


わかってるんだけど。


「潮時かな、俺らも」


「うーん…」


そんな時だった。


僕たちに追い討ちをかけるように、昔のやつらがやってきた。