天才極甘党系男子




「身寄りなくてリーダーに匿ってもらった。
けど、みんなの人に対する扱いが怖くてやっていけなくて逃げたかった」


「そんな時に俺たちにあったのか」


「そう。あのコンビニでね」


「…そうだったんだ」


「でももう、逃げられない。
族に戻ることにしたの。ごめんね」


利用してたの、と悲しそうに笑った。


「そしたらすごく楽しくて離れたくなくなっちゃってさもうやんなっちゃうよね」


「ならいればいいんじゃねーの?」


「そうもいかないよ。あたしのせいで傷つけらんない」


「仲間じゃん。そんなの関係ないだろ」


「わかってないよ。2人が勝てるような相手でも人数でもないの」


やめてよ、と寿美乃は苦しそうに言う。


「傷つけたくないから離れること、わかって」


僕はその間何も言えなかった。