「…お前、一体…」



100人を超える男たちを
ひとりで倒したあたしを見て
少しだけ顔が強張る。



そんな男に、


「…こんなんじゃ

 闇天狗は潰せないよ」


真顔でそう言うと、




「…もしかして…」



と、目を大きく見開く。





「山口麗、

 今日から白龍総長は
 あたしだから。



 君は副総長だよ、


 千葉伊織くん」




どんどん真っ青になっていく
伊織とは反対に、


あたしは
笑顔を向けた。