否定できないね。 ごめん、翔瑠君。なんか苦手だよ。 「陸とは仲いいのに」 「ななな、仲いいっ?!」 「なに焦ってんの?てれんなよー」 「照れてない!!!」 「可愛い〜。顔真っ赤!」 それだけ言うと、翔瑠君は席に戻って行った。 「………苦手が嫌いになりそう」 翔瑠君のせいだよ。 翔瑠君を嫌いになりつつある。 ふんっ! 知らないし。