○陸―RIKU―side○


「おいっ、………元彼!」


「あ、東堂陸」


「神崎だし」



なめてんだろこいつ。





俺は元彼の学校を訪れて校門で待ち構えてた。



この前あった時の制服で、大体ここかなって思ってきたらマジで合ってたからビクッたー




「お前と話したいことあんの」


「いいよ、あっちいこ」



なんだなんだ、こいつも話す気だったのか?




ってか俺らの周り騒がしすぎだろ。



かっこいいー!だの、誰あの男子やばーい!だの、ダブルイケメン!だの、



あーあーうっせーな


知ったこっちゃねーよ。




「お前相変わらずモテてるね」


「お前人のこと言えねーぞ?」



俺は思い出したんだよ……こいつの正体。