「ん…………わぁっ、陸!」



起きた…良かった。




「大丈夫か?」


「あ、うん。………ありがと」




珠々がほにゃっと笑った。



あー…だから




可愛すぎんだろ。




「おいバカっ!寝とけよ」



起き上がろうとする珠々を止めた。



いや、止めてよかったのか……?



だってまた寝られたら、理性吹っ飛ぶぞ。




「でも……ご飯…」


「飯くらい俺作れるし。いいから寝とけ」


「…………うん」



元気無く見えるのは俺の気のせいか?



のぼせたからか………?








わかんね。



         ○陸―RIKU―side○終