オーナーと俺は風俗街を歩き回り、いろんなお店に挨拶をすることになる。

DMカードを配るために。

それは男の店から女の子の店、すべて同業者に。

いろんなお店があると思った。

正直、俺はよその店はライバルとしかみてなかった。

だけどロビンさんは何のためらいもなく、店に入り、DMを渡し、軽口を言っていた。

俺はただ隣でロビンさんが頭を下げると、それにあわして頭をさげるだけだった。

もう何店回ったのかも、お店の名前も覚えられないくらい回った。

それにしても、男のお店の多さにびっくりした。

キャッチなどで同業者を見かけることはあったけど、どこのお店か等はきにした事もなかったから。