伊賀襲撃前夜

間合いを整える間もなく、成葉に襲い掛かってくる甲賀者たち。
その時、成葉の腕を何かが掠めた。
「っ!弓矢?」
その矢を合図にしたように、五関と成葉を狙って矢が次々と放たれて来た。
「援軍が来たようだ」
甲賀者はさっと身を引き二人から離れた。
「うっ」
足をやられて思うように動けない五関は矢を避け切れず足に矢を受けてしまっている。
「五関様っ!」
成葉は五関の前に立ちはだかり、飛んで来る矢を払い落とす。
「成葉様…」
激痛に顔を歪めながらも必死に刀を握る五関。
「うっ…」
ついには成葉の左腕にも一本の矢が突き刺さった。