「……いつものうざすぎテンションはどこ行ったわけ」
「………」
「お前はわかってないみたいだけど、話さないほうが後々めんどくさいんだけど。現に今、こんな風に泣いてんじゃん、相談しとけば良かったのに」
「……」
どうして、樹くんは。あたしの弱いところを突いてくるんだろう。
見事に正論。見事に図星。
「でも、」
「お前の分際で俺に歯向かうの?」
「イイエ」
「じゃあ決まり」
え、何が。
どうやら樹くんの中で何かが決定したらしい。
「今までに来た手紙、全部家にあるよね?こんだけストーカー気質だったらきっといっぱい手紙送ってるだろうし」
ぴらぴら、あたしの目の前に手紙を持ってきて揺らす。樹くん鋭すぎる。
「う、うん…」
「持って来い。今すぐ」
「…………は?」
「持って来い」
「え、今授業ちゅ、「持って来い」
まじかよ。
ていうかそんなの何に使う気だ。

