「唯くん、いい加減にその貧乳言うのやめてくんないか」
「やだね。で、貧乳」
あ、ガン無視だコイツ。最低だな。確かに間違ってはないけど。
「樹が来いってさ」
「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………は?」
「ひ?」
「ふ?」
「へ?」
「ほ……ってやってる場合じゃないんですけど!!!!」
「とか言ってノッてたく・せ・に❤」
きしょい……とか言ってる場合じゃないって言ってるのに!!
………え、樹くんが、あたしを、呼んでるって?
普段なら「えッ、行く行く行く行く行く行く行く行く行く行く!!!」ってところなんだけど。
「…………行かない」
「めっずらしー」
唯が目を丸くする。
「あたし今日英語で当たりそうなんだけどさー、訳やってきてないんだよねー」
「それは大変だ」
「だろう」
ふふん、なぜか得意げに言うあたしに、唯は少し呆れた顔をして、
「今日英語なかったよねこのクラス」
「………」
「はーいれっつらごー」
言わなくてもいいことをさらりと言いやがった。

