「……で、あの、話の続きなんですが」 「………」 「…あれ、とは…」 「……観覧車」 「へ?」 「観覧車の中で何やってたの」 「え、」 えーっと…何してたんだろうあれは。 「えっと…景色見てたかな?」 「…じゃああれなに」 「あれ?」 「……」 樹くんが俯いて、舌打ちをしてからあたしを見た。 さわさわと風が吹いて、樹くんの髪が揺れる。 その瞬間だった。 「……唯とキスしてただろ」 ありえない発言が聞こえてきたのは。 「……は?」