お向かいさんに恋をして

あ、秋中さんが私を心配して留奈さんを咎めてくれてる……!

う、嬉しい……!

「はぁい、ごめんなさい。
気をつけて遊びます」

留奈さんはさっきの私への時より丁寧に謝った。

「なら良いんだけどね? 
じゃあ、僕は明日早いからこれで失礼するよ」

秋中さんは私の腕をそっと離して自分の部屋に入って行った。

「指輪、なかったよ!」

室内に戻り夕食を再開しながら、きなこちゃんがお箸を握る手にぎゅっと力を込めて言った。

「本当?! きなこちゃんっ」

「おおっ! 
きなこちゃん確認ナイス! 
よかったね、さくらちゃんっ」

驚いてお箸を落とした私と、グーサインをきなこちゃんに向ける留奈さんに、彼女はきょとんとして首を傾げた。

「あれ? 今日のミッションってそれだよね? 
二人とも秋中さんの指、見なかったの?」

あ……。
そうだった……。