全ての長が息を呑んだ。 主の眉間にしわが寄るごとに、空気は凍った。 我が国と最も親しいカバーンの王が宥めても、それは怒号で返された。 ―貴様、後で地獄を見ることになるぞ。 だが、主の逆鱗に触れてもデヴァーデンの王はニコリとほほ笑み平然な顔で返したのだ。 ―その地獄、楽しみにしております。 と。