「あ…」 私がレイに目を向けると 安心しきっているのか 姿は人間なのに猫耳と尻尾が出ていた 「レイは本当に、猫なんだね…」 すやすやと眠るレイの寝顔を見て 私は心が暖かくなった いつも隠している耳と尻尾を 私の目の前では隠さない それは私に心を許している印のような気がして 私は嬉しくて自然と顔が綻んでしまう