次の日― 私とレイはいつも通り 学校へと来ていた 「ナギ、これなんて読むの?」 「それは柳葉魚(ししゃも)って読むの」 「なんか難しい…」 あの日以来レイは 何事もなかったかのように 私に普通に接してくれる ただ一つ変わったことは 私に触れなくなったこと