「おいナギ、

なんか飲み物くれないか」




「はぁ…」





いくらなんでも

猫だからって自由すぎるでしょ…!



と、思いながらも

そこはグッとこらえて飲み物を差し出す





「サンキュー、助かるよ」





と言って、リンは悪びれる様子もなく

笑顔でジュースを受けとる





その笑顔が妙に憎めなくて

私はいつもリンの我が儘を聞いてしまう