Goodbye My Baby

優哉のベッドが背中に当たる。




「ん・・・っ」

「・・・桜、いい?」

「・・・うん」



私がうなずくと、優哉は私の身体をベッドに横たえた。




私たちは、初めての行為に夢中になった。

『気持ちいい』という感覚とは別に、相手と一つになっていることがたまらなく不思議だった。



やっぱり、ネットでよくある経験談みたいに、少し痛かった。

でも、優哉は、すごく優しかった。




だから・・・

忘れていたんだと思う。






優哉も私も、避妊について考えることをしなかった。