そしてそのあとすぐ、二人は付き合うことになる。 私は嬉しかった。 大好きな二人が幸せだったから。 私の春斗への想いは永遠に封印した。 誰も知らなくていい、邪魔な感情なのだから。 その日は雪が降っていた。 朝、部活の朝練があるからと私たちより早く家を出た愛花。 愛花は、信号待ちをしていた時にスリップしたトラックにはねられた。