「止めようとは思わなかったの?」


「最初は止めました。けれど桜は言うけとを聞きませんでした。もしかして菜々先輩と翔太先輩が別れたのは私のせいですよね…。」


「違うよ。心配しなくて大丈夫。」


私は笑ってみせた。


「あなたの名前は?」


「真衣です。」


「わかった。真衣ちゃん。でも、菜々には謝っておいてね。今日はありがとう。」


と言って公園を後にした。


菜々と翔太の中に出来た誤解を絶対に解くんだ。