涙が次々と溢れ出す。


翔太は私のことなんか気にもとめずに部屋から追い出した。

「私は…どうしたらいいんだろう…。」

自分の部屋に入りベットに潜り込んだ。

ママに電話を掛けた。


「ママ、今日家に帰ってもいい?」


『どうしたの?いいけど明日朝練なんじゃないの?』


「休む。じゃあ今から行くね。」


電話を一方的に切ると立ち上がって必要な物をカバンに詰め込んだ。